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特にテーマを決めずに、気ままにコラムを書いています。誤字や間違いもあるかと思いますのでお気軽にご意見ください。
【NO.4】 真夜中のドライブ日記
私は、深夜のドライブが大好きでした。
今では、仕事に支障がでてしまうので、徹夜が出来ないのですが、20代前半にバイクでいろいろな所をドライブした中でおすすめのコースを気ままに書き留めたいと思います。全10回。
第1回 246の風景(2003.5.5)
私は、18歳頃から26歳頃まで神奈川県の相模原市に
住んでいました。
相模原市には、16号線という国道が通っており
深夜にもなるとすてきなドライブコースが現れます。
今回は、そんな中でもお気に入り、
246号線のドライブについて書きたいと思います。
16号線を相模原より横浜方面に東名高速、横浜町田ICを
目指して進んでゆく、深夜の16号線は、交通も少なく
80km巡航でも快適に進んで行ける。
東名高速の入り口が近づくと今回の目標である246号線に
ぶつかる。厚木方面に流しても楽しいが、
今回は、渋谷方面に向かってみる。
246号線に乗ると一気に流れが変わる。
国道とは思えないほどの流れの速さ
深夜は交通量も少なく、信号もあまり掛からない。
渋谷方面を目指して走るのだが、多摩川までは
本当に一気に来てしまう。
環8の瀬田交差点辺りから交通量も増えてくるので
ここから、第3京浜方面にゆくか湾岸線方面にゆくか
いつも迷ってしまう。
(第3京浜や湾岸線については、後日書きたいと思う。)
そのまままっすぐゆけば、渋谷や表参道まで行けるし
頑張れば皇居まで行ける。
夜の環状線で、246(ニーヨンロク)ほど、
表情豊かな道は知らない。
何故か、真夜中に走っていると不思議な気分になる
そんなお気に入りの道だ。
第2回 第3京浜の風景(2003.5.12)
私は、東京の羽田空港の近くで生まれ育ったので
環状8号線(通称カンパチ)には思い入れがあります。
環状8号線を羽田方面から東名高速東京IC方面に
向かって走る。
昼間の混雑が嘘のようにとても快適なドライブが楽しめる。
等々力の付近までくると、左手に大きく
第3京浜の玉川ICが見えてくる。
夜の第3京浜は、本当に不思議な空間である。
ひたすらに続く直線、幅広いレーンが心地よさを増幅させてゆく。
わずか15km程の道のりではあるが
異空間を旅しているような気持ちになる。
終点には、バイカーの聖地とも思える保土ヶ谷P.A.が存在する。
P.A.にバイクを止めてひとときの休息を楽しむ。
様々なバイクが行き交う。
P.A.を出た後は、首都高速に乗って大黒P.A.を
目指すのも良いし、横浜新道に乗って保土ヶ谷方面に向かうのも楽しい。
第3回 首都高速湾岸線(横浜−羽田)の風景(2003.5.18)
夜景の綺麗なドライブルートの中で
私がとても好きなのが、首都高速湾岸線である。
本牧JCTから大黒方面に向かうと横浜ベイブリッジが
見えてくる。
ライトアップしている時間よりも遅めの時間に行くと
横浜のオレンジ色っぽい夜景がとても綺麗に見える。
運転しながらじっくりは見れないが
左車線をゆっくり目にながして楽しむことはできる。
ベイブリッジを抜けるとつばさ大橋が見える。
2連続で綺麗なブリッジを抜けると
目の覚めるような直線が続きます。
土曜の夜は、最高速トライアルの車がいたりしますが
ここはあえてゆっくり流したい直線です。
東京湾沿いの工業地帯と抜けてゆくのですが
本当に気持ちの良い直線です。
羽田空港より先は、別料金になるので
羽田空港でおりて、夜の空港沿いを
走ってみるのも楽しいです。
第4回 134号線江ノ島近辺の風景(2003.5.17)
相模原から夜は、129号に乗ってひたすら海を目指す。
129号線は、夜になると相当、高速な流れになる。
129号線で平塚を抜ける高速クルージングの終点は
T字路の形で134号線にぶつかる。
134号線を左折してゆくと
いよいよ湘南海岸沿いのドライブルートに乗る。
両手に防風林を見ながら、時折の海風を感じて
江ノ島を目指す。
江ノ島近辺まで来ると一気に視界に海が広がる。
夏場は混み合う場所なので、自分は冬が好きです。
江ノ島を抜けて鎌倉方面に進むと
右手には海岸線が綺麗に続いている。
月の出ている夜は波が白く光っていたりする。
稲村ヶ崎辺りまでは本当に気持ちの良い道である。
逗子マリーナ辺りから逗葉新道に乗って帰路につく。
横浜横須賀道路−保土ヶ谷バイパス−16号経由で
1時間程度の帰り道である。
昼間はこのルートは混み合って、
とても走れたコースではないが
夜間であれば、約3時間のドライブルートである。
だから真夜中のドライブはやめられないのだ。
第5回 観音崎の風景(2003.6.1)
保土ヶ谷バイパスから首都高速3号狩場線に乗って
横浜公園辺りで降りる。
目指すは今回の主役の16号線である。
関内あたりから16号線に乗ったら
ひたすら横須賀方面に、海を目指す。
遅い時間でも横浜近郊は結構な交通量がある。
磯子辺りを抜けるとぐっと交通量が減って
リラックスしてドライブ出来る。
車線数が少ないながら、景色は変化に富んでいて
楽しいドライブになる。
金沢文庫を越えて、追浜辺りまでゆくと
ひたすら続くトンネル群。
見かけよりも道幅が狭いので
夜はちょっと気をつけなきゃいけない。
米軍の横須賀基地を左手に見ながら16号を進む
134号線が見えてきたら
大きく進路を16号沿いに左に曲がる。
しばらくすると目の前に広がる海。
馬堀海岸の防波堤沿いは本当に気持ちがいい。
早朝にたどり着けば、日の出も拝めるポイントである。
このドライブポイントには何度足を運んだだろうか。
とても思い出の一杯詰まった場所である
第6回 東名高速−御殿場までの風景(2003.6.8)
東名高速を横浜町田ICから名古屋方面にのる。
すぐに、海老名SAが見えてくる。
ここは、待ち合わせにもピッタシだし
ドライブの計画を立てるのにも
とても便利なSAである。
海老名SAを出れば、一気にスピードにのる
3車線の直線が続く、オレンジ色の照明が
夜の雰囲気を一気に盛り上げてくれる。
高速クルージングにも向いていて
とても気持ちの良い直線である。
大井松田を過ぎると、左ルートと右ルートに分かれる。
スピードに乗っているときは、右ルートがおすすめだが
自分は、左ルートがお気に入りである。
トンネルの感じが左ルートだととても心地がよい。
続くトンネルを抜けると高速コーナーが続く
道幅も広く、バンクもついているので
思い切ってドライブ出来る。
途中、鮎川PA辺りまでくると、一気に気温が下がる。
夏場は気持ちいい瞬間であるが
冬場は厳しい瞬間である。
鮎川PAは、一息つくには最高のPAである。
広めの施設に、ゆったり出来る空間がある。
個人的にはとても好きなPAである。
鮎川PAを出て、しばらく進むと
目的地である御殿場ICに到着する。
1時間も掛からないルートであるが
とても遠くに来たような気分になれるコースである。
第7回 西湘バイパスの風景(2003.6.15)
第4回で目指した江ノ島方面のルートで、
129号に乗ってひたすら海を目指す。
T字路の形で134号線を右折してゆくと
1号線にやがて乗る事ができる。
海沿いの道なので、波の音や海の香りが漂う
気持ちのよいルートである。
大磯方面に進路を進めると、
今回の目標である西湘パイパスに到着する。
速い流れのまま、パイパスに乗ると
右手には、綺麗な海岸線が続く
海岸線にオレンジ色の街頭が続く景色は
本当に綺麗である。
西湘PAあたりまでは、綺麗な直線が続くので
ゆったりとした気持ちで走ることもできるし
高速クルージングを楽しむ事もできる。
西湘PAに入ると、海岸線を見ながら
ゆっくり休憩が出来る。
ここでの休憩は、本当に心洗われる。
西湘バイパスを抜けた後は
伊豆方面に進むのもおすすめだし
箱根方面も楽しいルートである。
第8回 首都高速の風景(2003.6.22)
夜間の首都高速環状線は、特別な空間である。
いわゆるルーレット族が週末には現れ
怖い瞬間もあるが、輝く夜景の中を走る事ができる
夢のようなルートである。
もう一つの魅力は、一度、首都高速に乗れば、
何処へ行くかは、その日の気分、その時の気分で
選択が無限大であることである。
特に、自分が好きなポイントは、
銀座近辺の高速道路とはとても呼べない
狭い空間である。
いかにも首都高速という雰囲気がある。
レインボーブリッジから台場方面に抜けるルートも
とても開放的で気持ちがいい。
首都高速を走って気になることは
エスケープゾーンが少ない事と
P.A.がほとんど無いこと。
第9回 みなとみらいの風景(2003.6.28)
16号線を相模原より横浜方面に向かい
保土ヶ谷バイパスに乗る。
首都高速3号狩場線に乗って石川町JCから
ランドマークタワーを目指す。
綺麗な町並みとトンネル抜けて、
みなとみらいで高速を降りる。
平日の夜、みなとみらいは、本当に人がいない。
ある種の幻想的な空間なのだ。
大きなビル群に囲まれながら、どこかゆとりのある空間。
横浜美術館。
いつもとは違った横浜に感激してしまう。
第10回 中央高速−河口湖の風景(2003.7.5)
相模原からは、16号線を八王子方面にのり
中央高速八王子ICから中央道に乗る。
東名高速にくらべると車線の幅が狭いが
心地よいコーナーが続く山間のコースは
楽しいドライブルートになる。
最初の談合坂SAは、待ち合わせにも最適で
施設もとても広く大きいのでおすすめである。
大月JCから河口湖方面にルートを取ると
一気に交通量が減り見通しの良い景色が続く、
このルートは、本当に夜間はプライベート空間の様で
何時間も走り続けたい気分にさせる。
ひたすら続く直線を抜けると
あの富士急ハイランドの巨大ジェットコースターが
目に入ってくる。
富士急ハイランドの目の前の河口湖ICで
中央道を降りる。
目と鼻の先に河口湖があるが
夏の晴れた満月の夜に、
河口湖のまわりを流すと
月の光に浮き出された富士山がこの上なく美しく
『日本って良いなぁ』とか思ったりします。