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特にテーマを決めずに、気ままにコラムを書いています。誤字や間違いもあるかと思いますのでお気軽にご意見ください。

【NO.33】NLPの基本について

脳の設計図と言われるNLPについて、NLP初心者の私が、学習したポイントをコラムにまとめてみました。全10回。

第1回 NLPとは何か?(2009.06.21)

NLPとは、Neuro Linguistic Progurammingの略です。

神経(Neuro)、言語( Linguistic)
プログラミング (Proguramming)を意味します。

五感と言葉を使って脳をプログラムすることです。
脳の取り扱い説明書だと言われています。

NLPの基本的な、考え方が状態管理です。

脳に影響を与えるのが五感であり、
五感は脳にプログラミングをする
キーボードのような役割になります。

五感とは、視覚、聴覚、身体感覚、嗅覚、味覚を言いますが
NLPでは、VAKと呼ばれる3つの感覚を重要視します。

視覚(Visual)、聴覚(Auditory)、身体感覚(Kinesthetic)の3つです。

VAKの状態をしっかりと管理する事で
最大限のパフォーマンスを引き出す技術が
NLPの基本項目です。

第2回 脳の3つの特性(2009.06.27)

NLPの基本ともいえるのが、脳の3つの特性です。

まず一つ目は、脳は空白があると埋めようとすることです。

NLPでは、質問の大切さを説きます。
それは、脳は空白を埋めようと自然と努力するからです。
空白とは、わからないことです。
空白を埋めるために、潜在意識下でも、答えを探し続けます。

質の良い質問をする事で、脳に空白をつくるのです。

二つ目が、フォーカスです。

私たちは、自分の焦点のあったものしか見えていません。
私たちは、自分のフィルターを通して
全てのものを見ています。

つまり、意識したものしか見えていません。

今日、出会った人の服装を覚えていますか?

確実に見ているはずなのに
意識していないと見えていないのです。

三つ目が、痛みを避けて快を求めるです。

脳は、痛みを避けるような思考や行動をとるときと
快につながるような思考と行動をとるときに
最大限の力を発揮します。

そして、本能的な部分で生存欲求があります。
生きるために、「安全・安心」を求めます。

脳の3つの特性は、「安全・安心」を求めることに
つながっています。

わからない状態は、安心できないので
空白を埋めようとします。

複雑なものよりもシンプルなものの方が
コントロールしやすく安心できます。

痛みを避けて快を求めるで安心できます。

 

第3回 脳はプログラミングされる (2009.07.05)

NLPとは、五感と言葉を使って脳をプログラムする事ですが
実際に、どのようにプログラミングされるのでしょうか。

プログラムは、体験から作られます。
体験とは、「見ること」「聴くこと」「感じること」などです。

私たちの多くの好き嫌いは、過去の体験や過去の仮想体験で
プログラミングされています。

それは、小さな時の無意識下の体験だったり
TVや人の話から得た仮想体験だったりします。

プログラムは、よりインパクトの強い体験と繰り返しによって
作り出されます。

たった1回でも強烈な体験であれば、プログラム化されます。
また、繰り返し行うことでも、プログラム化されます。

また、強力なプログラムは、「痛み」と「快楽」によっても
鮮明にプログラム化されます。

「痛み」を避けたいという気持ちは、恐怖症を生み出し
「快楽」を得たいという気持ちは、中毒症状を生み出します。

 

第4回 質問が空白を作り出す(2009.07.12)

NLPの基本ともいえる脳の特性に
脳は空白があると埋めようとします。

質問が空白を作り出し
私たちの潜在意識は、空白を埋めようとします。

その空白を埋める段階で
新たな気づきが生まれます。

つまり、自問自答(質問)の質が
私たちの一日の状態に大きな影響を与えます。

私たちは、無意識のうちに、自問自答を繰りかえてしています。

肯定的な質問を多くすることで
肯定的な物事に焦点が向きやすくなります。

朝の質問の好例をあげてみます。

「今日は、どんな素晴らしいことが起こるだろうか?」
「今日は、どんな素晴らしい出会いがあるだろうか?」
「今、もっとも楽しんでいることは何だろうか?」

ちょっとした質問を工夫するだけで
見つかるものは大きく変化する。

 

第5回 モデリング(2009.07.19)

上手くいっている人のような結果を得るためには
上手くいっている人をモデリングする事が
一番の早道だと言われています。

では、モデリングとは、どのような物でしょうか。

信念とは、その人の持つ思い込みだと理解したほうがわかり易いです。

強い信念を持つと自然と行動が変化してゆきます。
では強い信念は、どこから生まれてくるのでしょうか。

強い信念を持つためには、モデリングが重要です。

成功者になりたければ、まず成功者が実現している現実を観察して
どんな信念がその現実を引き寄せているかを考えること。

成功者が持っている信念を理解したら
どんな行動をすれば、その信念が手に入るかを考えてみる。

そして、行動や体験、経験をマネしてみることです。

行動を積み重ねてゆくことで、信念が書き換わってゆきます。

私たちの信念は、強いインパクトを持った体験でも変化しますが
繰り返し体験することでも変化します。

モデリングは、まさに繰り返しの体験になります。

そして、信念が変化することで、必ず成果が変化してゆきます。
信念が変化するまで、モデリングを続けることが
モデリングの本質です。

 

第6回 質問が焦点を作り出す(2009.07.26)

私たちは、誰かに質問をされると
自分の焦点は、その質問の内容に向けられます。

つまり、質問が焦点を作り出しています。

「どうして失敗したのだろうか?」

「どうしたら上手くいったのだろうか?」

この二つの質問の焦点の違いは大きいものです。

「どうして失敗したのだろうか?」という質問は
失敗した理由に焦点があたっている。
どうしても、暗いイメージや否定的な言葉が浮かんでくる。

「どうしたら上手くいったのだろうか?」という質問は
上手くゆくための方法に焦点があたっている。
肯定的な言葉が浮かび、前向きな気持ちになってくる。

また、直ぐに理解できない質問は、脳に空白を作り出します。

答えが直ぐに見つからない質問に直面したとき
私たちは混乱します。

この混乱している状態こそが、
脳に空白が出来ている状態です。

その時、脳は空白を埋めるために全力で活動します。

脳は、わからない状態を、非常に嫌いますので
全力で、答えを探し始めます。

その活動は、無意識下でも行われます。
だからこそ、質の高い質問が変化を起こすのです。

第7回 フレーミング(2009.08.01)

フレームミングとは、物事を見る視点です。

私たちの体験は、フレーミングによって
何が起こったのか認識しています。

出来事自体には、意味はありません。
出来事の意味を決めているのがフレーム(視点)です。

一枚の絵画と額の関係を想像してみてください。

まったく同じ絵でも、豪華な額に入っている絵と
みすぼらしい額に入っている絵では
絵の見栄えは大きく変わります。

同じように、フレームが変われば、
物事の意味が変わります。

フレームが変われば、意味が変わり、反応が変わり
行動が変化してゆきます。

行動が変化してゆくと人生が変化します。

実は、同じものをみても、どのように意味づけするかは
人によって大きく異なります。

フレームが、焦点を作り出します。

人は、見たいものしか見えないし
見えているもの対して、
見たいようにしか見えないのです。

 

第8回 ラポール(信頼関係)を築く(2009.08.08)

人は、「親近感」を感じる人に、「安心感」を感じます。

信頼関係(ラポール)を築くためには、ちょっとしたコツがあります。

人は、潜在的なところで、「安心・安全」を求めています。
それは、人には生存欲求があるからです。

つまり、ラポールを築くためには
相手に近い関係だと感じてもらう必要があります。

そのためには、相手に合わせることです。

相手に合わせられる部分を見つけて
共通点を作りあげてゆくことです。

簡単な例を上げると、話すスピードです。

話すスピードが速い人と話す時は
気持ち早口で話をしてみます。

ゆっくり話す人には、ゆっくりめに話をします。

呼吸のリズムなども意識していると良いです。

早い呼吸なのか、ゆっくりした呼吸なのか。
身体のリズムは、呼吸にあらわれてきます。

そして、姿勢です。
テーブルの上に手を置いているのか
腕組みしているのか、足を組んでいるのか
ちょっとした仕草を合わせてみてください。

ほんの少し意識してみるだけで、
ラポールが築けると思います。

無意識に合わせることが大切なので
相手に、合わせていると気付かれてしまうと
逆効果になりますので、自然と合わせることを
心がけてみてください。

 

第9回 エイト・フレーム・アウトカム(2009.08.15)

NLPには、エイト・フレーム・アウトカムと呼ばれる
8つの質問によって、自分自身が手に入れたい成果を
明確にして、手に入れ方を具体的に考える方法です。

次の8つの質問に答えてゆきます。

1.今から○年後、あなたがほしい成果はなんですか?

2.成果が手に入ったら、どのようにわかりますか?

3.成果は、いつ、どこで、誰とつくりますか?

4.それを手に入れるとどうなりますか?

5.あなたがすでにもっている資源(才能・能力・知識)はなんですか?
成果を手に入れるために必要な資源はなんですか?

6.いま成果を手に入れるのを恐れる理由、制限をかけているものは何ですか?

7.成果を手に入れることは、あなたにとってどのような意味がありますか?

8.では、最初にとる行動はなんですか?

回答の仕方には、コツがあります。
まず、紙に書き出す前に、頭の中でイメージします。
いきなり書くよりも効果があります。

参考文献『図解NLPコーチング術』木村佳代子氏著

 

第10回 目標を五感で感じる。(2009.08.22)

前回のエイト・フレーム・アウトカムの説明をした際に
まず、紙に書き出す前に、頭の中でイメージした方が
いきなり書くよりも効果があると説明しました。

その理由を説明いたします。

人間の脳は、次の順番で「頭の中の地図」を描きます。

五感の神経を通じて情報を収集

五感の情報を整理。再構築して内部イメージにする

言葉による意味づけ(解釈)を行う

言語化するのは、一番最後の段階です。

つまり、そのまえ段階である
五感を駆使して目標達成のイメージを
描くことが非常に大切になります。

見て、聴いて、感じる、ことが大切です。
VAKと呼ばれる3つの感覚です。

視覚(Visual)、聴覚(Auditory)、
身体感覚(Kinesthetic)の3つです。

 

参考文献『図解NLPコーチング術』木村佳代子氏著

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