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特にテーマを決めずに、気ままにコラムを書いています。誤字や間違いもあるかと思いますのでお気軽にご意見ください。

【NO.16】Web2.0をちょっと知る

ちょっと話題のWeb2.0について、簡単なコラムにまとめてみました。全10回。

第1回 Web2.0とは(2006.4.2)

Web2.0とは、第2世代のWebの意味で『ウェブニーテンゼロ』と
読めば問題ありません。

意味合いとしては、インターネット上で、ここ数年間で
発生しているWeb環境の変化と方向性をまとめたものです。

Web2.0の方向性は、Webのネットワーク化が進み、Webサイトの文章構造が
正しく表記されるようになり、Webの情報が整理されることです。

従来のHTMLに加えて、XMLが多く使われています。
XMLを活用する事により、Webサイト間のデータ相互利用が
容易になり、Web間の連携が簡易に可能になります。

この部分は、近年のBlogにより一気に普及が進みました。

第2回 Web2.0のテクノロジー(2006.4.9)

Web2.0的なテクノロジーとしては、Blogの表現技術でもある
XHTMLとCSSの組み合わせが代表的です。

XHTML(Extensible HyperText Markup Language)は、
Webページを記述するために使われるHTMLを
XMLの仕様に適合するように定義したマークアップ言語です。

CSS(Cascading Style Sheets)は、Webページの視覚表現を
定義する標準仕様です。

従来、Webページのレイアウトや文字サイズなどの視覚表現は
HTMLを用いて記述されてきました。

HTMLは本来文書の論理構造を記述する目的として
CSSで視覚表現を定義します。

CSSを利用することにより、コンテンツとデザインを
分離して記述することが可能になります。

第3回 Web2.0的サービス(2006.4.16)

b2.0的サービスの本質は、API(Application Program Interface)を
Web上で公開している事である。
APIを公開することで、誰もが自由にサービスの発展を
目指す事が可能になる事です。

また、従来までは、自社で開発したデータやサービスは
自社での利用に限定しているビジネススタイルが主であったが
自社の持つ、データやサービスを公開する事により
誰もが自由にサービスの発展を目指す事が可能になる事です。

これこそが、Web2.0的サービスの強みです。

Googleやアマゾンは、その流れに乗り積極的に自社のサービスや
データを公開しています。

GoogleMaps
http://maps.google.co.jp/

Amaozon Webサービス
http://www.amazon.co.jp/webservices/

第4回 ウィキペディア(2006.4.23)

とってもWeb2.0的なサービスが存在する。
ウィキペディア(Wikipedia)である。
http://ja.wikipedia.org/wiki/

ウィキペディアは、誰でも無料で利用出来る百科事典で
その豊富なコンテンツは
誰でも記事を投稿したり編集したりすることが出来る事で
成り立っています。

つまり、誰もが使えて、誰もが情報発信者になれる
参加型の百科事典です。

これは、ユーザーを信頼すること無しでは
成り立たない仕組みです。

Webに存在しえる存在が、各々に助け合って
情報を作り上げてゆく姿こそが
とても、Web2.0的なサービスだと言えます。

第5回 Ajax(2006.4.30)


Asynchronous JavaScript + XML の略称。

DHTML (JavaScript + CSS) と XMLHttpRequest に
サーバーサイドのウェブアプリケーションとを加えたあわせ技のことを
Ajax と呼ぶようになった。

Ajax を用いて構築されたインタフェースの例として

Google サジェスト
http://www.google.co.jp/webhp?complete=1&hl=ja

XMLHttpRequest による非同期通信が発生している。

Google Local がある。
http://www.google.co.jp/lochp?hl=ja&tab=wl&complete=1&q=

閲覧している地図が境界に達する前にマウスの動きに反応して、
次に読み込むべき地図を非同期通信により取得している。

第6回 ロングテール(2006.5.10)

ロングテールとは、アマゾン.comなどの
ビジネスモデルを説明するために
米Wired誌の記事で、クリス・アンダーソンによって提唱された。

一般的に、ある特定の分野における売り上げは、
上位の20%が全体の80%を占めるとされている。

従来のビジネスモデルは、売上の20%を占める
売れ筋商品の販売に力を入れる事で売上を伸ばしてきた。

 

そのビジネスモデルに比べて、アマゾン.comなどの
オンライン小売店は在庫や物流にかかるコストを抑える事が可能な為
今まで軽視されてきた、80%をビジネス上に組み込むことが可能になり、
そこからの売り上げを集積することにより、新たな売上を生み出した。

ロングテールは、オンライン小売店の特徴的なビジネスモデルを
説明するために使われる言葉である。

第7回 群集の叡智(2006.5.14)

Web2.0的な考え方として注目されている考え方が
群集の叡智という考え方である。

ネットの中に大きな「全体」という場があって
そこに「個」がボランティア的に参加して
「全体」が発展してゆくとする考え方である。

ネット上では、不特定多数の人が参加する事により
その情報の信憑性が問題になる。

当然、間違えた情報も流れてゆく。
その間違えている情報と多くの人のボランティア的な活動を
考える上で大切な考え方として大切な事が
「自動秩序形成システム」である。

現在のWeb環境で
完璧な情報を常におさえる事は困難であるが
多くの人が考えた事は、予測以上に正しい結果を
生み出すと考える事が出来る。

第8回 GoogleMaps(2006.5.21)

oogleMapsは、APIが公開されており
ユーザー自身にその利用方法を考える事が出来ます。

グーグルからGoogle Maps APIを利用するために
専用KEYを取得します。
http://www.google.com/apis/maps/signup.html

後は、自分のHPに貼り付けるだけで
自分のページで利用することが出来ます。

■準備中■組み込みテスト 名古屋城
http://realbeing.com/favorite/maps.htm

製作まで、わずか5分程度です。

こんなサービスが無料で提供させているのです。

プログラムの知識が無くても
気軽に利用することが出来ます。

【参照サイト】
GoogleMapsを簡単にホームページで利用する方法
http://www3.keizaireport.com/googlemap/map.php

第9回 フォークソノミー(2006.5.28)

フォークソノミーという言葉がある。

Folksonomy とは folks + taxonomy からできた造語。
そのままくっつけてみると「みんなの分類学」。

ユーザがデータに「タグ」とよばれるメタデータをつけて登録できる

つけた「タグ」を共有して、みんなが「タグ」を通して
それぞれのデータにアクセスできる。

情報発信者自身が各記事について
「何について」書いているのかタグづけした情報を
公開することで情報共有が容易になるのである。

画像にタグをつけて管理している。
http://www.flickr.com/

タグをつけてみよう
http://syndication.jp/contents/tags/

第10回 まとめ(2006.6.3)

Web2.0という言葉は突然に出てきたことではない。

意味合いとしては、インターネット上で、ここ数年間で
発生しているWeb環境の変化と方向性をまとめたものです。

1995年からインターネットで、急速に進んだ変化が
また新しい局面を向かえている。

インターネット上で、情報は急速に共有化され
情報発信側のコントロールを離れ始め
インターネット上で共有され始め活用されている。

その新しい流れを理解して
インターネットの新しいルールを活用する事で
新たなサービスが提供され、定着してくる。

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