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特にテーマを決めずに、気ままにコラムを書いています。誤字や間違いもあるかと思いますのでお気軽にご意見ください。

【NO.16】引越しのコツ

引っ越しは、新しい環境に移れる嬉しさと共に、いろいろ面倒な手続きが多く、費用も掛かります。ここ10年間で、7回程の引っ越しをしている経験から少しでも役立つ情報を発信いたします。全11回。

第1回 引越しをするためには (2006.1.15)

まず引っ越しをする為には必要なものはお金です。
大体、住みたい家の家賃の6か月分程度は掛かる覚悟が必要です。

ちなみに費用の内訳(参考値)は以下の通りです。

1.敷金(保証金)約1か月分〜3か月分
2.礼金 約1か月分
3.初回家賃 約1か月分
4.火災保険 5千円〜2万円
5.仲介手数料 約1か月分

近年、敷金・礼金が無料の物件がありますが
退去時の事を考えれば、敷金は払っておいた方が次の引っ越しが楽です。
(退去時にお金が掛かるとダブル出費になって苦しいですよ。)

注意点としては、敷金がゼロの場合には
退去時に現状復旧するための費用の計算方法などは
確認しておいた方が良いです。
退去時に費用が取られるのは痛いですのでご注意ください。

目安として、家賃の6か月分程度のお金があれば引っ越しは出来ます。

引っ越した後に、カーテン等
購入や買い替えが必要になるものも多いので
予想よりは掛かると思っておいた方が無難です。

上記に加えて引っ越し代金が必要です。
荷物が多く、距離が遠いほど、引っ越し代金は掛かります。
(引越し代金を安くする工夫はいずれ・・・)
荷物の量によりますが、5万円〜10万円程度です。

 

第2回 家を探す(2006.1.22)


引越しの中で、一番楽しい工程が
家を探す段階ではないでしょうか。

家の探し方も様々ですが、インターネットを活用して
住みたい駅の周辺、沿線などから家賃の相場感を調べます。

駐車場の料金を比較すると土地の価格がわかり易いです。
駐車場料金が高いエリアは、家賃の相場も高くなります。

家賃を決める要素としては
エリアの人気、駅からの距離、築年数、間取り、設備等があります。

安い物件を探すコツとしては、沿線の相場を抑えて
沿線の中でも安いエリアを探すこと。

築年数のわりにきれいな物件を探すことです。
最近はリフォームされて綺麗な物件も多いです。

ただし、築年数が古いと設備字体は古いので
水周りや立て付けは良くチェックしてください。

掃除が綺麗にされている物件は、
管理人がきちんと管理されている物件と言えます。

物件は、最低でも5件程度は、
実際に目で見てみることが大切です。

物件の内装、設備、間取り等も大切ですが
合わせて物件周辺の施設もチェックしたいものです。

スーパー、コンビニ、飲食店等は生活ラインとして
近くにあると便利です。

また通勤経路等も一度は下見をしておく事が
大切だと思います。

 

第3回 月の費用(2006.1.28)

契約時に、注意しなければいけないのが
月額の支払い費用です。

月の支払いは、家賃に加えて
管理費、共益費等が掛かります。

マンションタイプなどは、設備管理のために
数千円単位で費用が掛かる場合があります。
見落とさないように注意してください。

細かい費用ですと、町内会費やケーブルTVの費用等
家賃以外にかかる場合もありますので
最終的な、月の支払い金額は確認してください。

また、水道代金を大家さんに支払うケースもありますが
一般的には、個人で契約するよりも
安い金額請求がくるので安心してください。

 

第4回 設備(2006.2.4)


物件を選ぶ時に、家の付加価値になる設備は
良くチェックしておきたいものです。

冷暖房、冷蔵庫、ケーブルTV、衛星チャンネル等は
目立った設備ですが、もう少し細かいポイントに
フォーカスしたいものです。

あると便利な設備としては
インターフォン機能、室内洗濯機置き場、オートロック等です。

こだわりとしては、フローリング、ウォークインクローゼット等です。

意外な機能として、風呂場乾燥機等は便利です。

 

また、ペット可物件は、それだけで数が少ないのですが
条件も物件によって様々ですので注意が必要です。

犬1匹ですと最近はそれなりに物件があると思います。

猫や犬数匹の場合は、かなり条件が厳しくなります。

時には家賃の値上げを要求されたり、保証金を要求されることもあります。
これは特別な事ではないので覚悟をしてください。
保証金は、綺麗に使えば返却される費用です。
一般的には、家賃の1ヶ月〜2か月分です。

隠れて飼うのは、トラブルの元なんで
隠さずにきちんと契約をしてあげた方が
伸び伸びと暮らせます。

 

第5回 チェックポイント(2006.2.12)

家を探すときに、実際に物件を見に行く訳ですが
その時に、何処をポイントにして
部屋を見るのが良いのでしょうか?

基本的には、内装や間取りを見るのですが
ぜひ、チェックしていただきたいのが
ドア、ふすまの立て付けと壁の作りです。

賃貸の築年数によって、家は歪みが出てきます。
その歪み具合が立て付けで確認できます。

ゴミ捨て場や物件の周りが清掃されているかも
大切なポイントです。

掃除が行き届いている物件は、大家さんやオーナーが
しっかりしている物件だと言えます。

逆に、掃除が行き届いていなかったり、
共有部分の修繕がされていない物件は
管理があまり行き届いていない物件の可能性があります。

また、一度は必ず駅までの通勤経路など
普段利用する

 

第6回 契約に必要なこと(2006.2.19)

引越しをする際に必要になるのが賃貸契約です。
契約を行うときに、どんな書類が必要で
どのような手続きが必要になるか気になるところです。

一番初めに、不動産屋で住みたい家が決まった時に
賃貸申込書を記載します。
この時に、自分の名前を記載して判子を押すと共に
家賃の1か月分程度のお金を支払います。

この時に支払ったお金はキャンセルすると
戻ってこない時があるので注意してください。

賃貸の条件で異なりますが、ほとんどの場合
保証人を立てる必要があります。

一番確実なのは、ご両親になっていただくことですが
事情があれば、成人で職についている人であれば
保証人になる事ができます。(駄目な場合もあります。)

その他に必要になるものは、入居する物件によって
異なりますが、住民票、給与明細表(所得証明)、保険証等が
必要な場合もあります。

契約するときに、契約書の記載内容は一通り
目を通しておく事が大切です。

修繕費の項目など気になる事があれば
入居前に良く確認しておくことをお勧めします。

 

第7回 引っ越し屋選び(2006.2.26)

引越し料金というものは、本当に不思議なものです。

時期的なもので、2倍近い差がついたり
業者選びでも2倍近い差がついたりします。

初めての引越しの時は、2社は合い見積もりを
取る事をお勧めします。

TVのCMがたくさん入る業者は、やはり広告費が
掛かっている事もあり、少し割高です。

地元の業者の方が割安だったりします。

見積もりの時の反応で大体サービスの質は、つかめると思います。
少し無理なお願いや相談をした時に
どんな反応をするか、後日問い合わせを掛けたときに
どの様な対応か等を必ず確認してください。

また、安く引越しをするコツとして
連休の最終日は安い
午前より午後は安い
業者さんの空いている日取りは安い
等、ちょっとしたコツで1万円ぐらいは変わります。

また、個人的にお勧めなのが
粗大ごみの処理を無料でしてくれるサービスです。
これも有料サービスで頼めば5千円ぐらいは取られるので
結果的に、お得感はあります。

また、引越しの時に、粗大ごみを捨てるのは
引越し後の生活を快適に過ごす為にもお勧めです。

 

第8回 ご挨拶(2006.3.4)

ご挨拶

引越しをした時、ご近所様にご挨拶に行くか
とても迷うと思います。

私の持論としては、ぜひ挨拶に行くべきだと思います。

今後の新しい生活の為にも
顔合わせは大切です。

挨拶に行っても出てくれない人も多いですが
一度は伺う方が気持ちの上でも良いと思います。

さて挨拶時に、簡単なお土産を持って行きたいですが
どの様なものを持ってゆくか迷う所です。

無難なものでは、お菓子類が良いです。
なるべく日持ちするクッキーなどが喜ばれます。

また、紅茶セット等も無難なギフトだと思います。

少し気を利かせると台所洗剤等は
シャンプー等に比べて
好みもあまり広くないので喜ばれるものです。

訪問時間は、あまり夜が遅くならない時間帯で
夕方か、お昼過ぎが無難です。

 

 

第9回 日々の困った(2006.3.12)

入居してみると、いろいろな事が気になるものです。

水回りの調子が悪かったり
ドアの立て付けが悪かったり
住んでみて初めて分かる事も多いものです。

もし、直さなければならない箇所があった場合は
1日でも早く大家さんに相談するべきです。

入居時は、修理をお願いしやすいタイミングなので
気になる箇所があれば相談した方が良いでしょう。

全てを取り合ってはくれないかも知れませんが
相談内容によっては、修理をしてくれる事もあります。

特に水回りは、水漏れなどがあると
下の階へ迷惑をかけてしますので注意が必用です。

また、セキュリティの高い鍵の交換や
インターフォンの設置等も、大家さんに相談すると
許可をしてくれる事も多いです。

困った事があれば、大家さんに相談する様に
心がける事が大切です・

 

 

 

第10回 住所変更(2006.3.19)

引越しをした場合には、各種住所変更をする必要があります。

引越し時の住所変更にはどの様なものがあるでしょうか?
電話・ガス・水道・電気等はライフラインなので
忘れる事も少ないですが、下記のようなサービスは
変更を忘れる事があります。

特にインターネットサービス関連の住所変更は
忘れやすいです。

運転免許
国民年金
国民健康保険
NHK
衛星放送
インターネット
通信講座
クレジットカード
車関連
保険関連

また、郵便は郵便局にある転送申し込み用紙を提出すれば
1年間は転送が掛かります。

車関係の住所変更が、車庫証明を取ったり
車検証を更新したりと面倒ですが、変更しておかないと
自動車重量税の通知が届かなくなるので
1年以内には変更をしておく事をお勧めします。

また、免許証は、住所付きの身分証明書になるものなので
めんどくさがらずに、早めに変更をする事をお勧めします。
住民票と写真を1枚持って、受付時間内に最寄の警察署に出向くか
運転免許の試験場に行けば変更が可能です。
警察署は受付しているか電話で確認しておくと確実です。

 

第11回 退去時のポイント(2006.3.26)

最後に、退去時のポイントについてお伝えします。

まず、退去する日取りがきまったら
必ず1ヶ月前までに申し入れをしましょう。

1ヶ月以内になってから申し入れをすると
余計に家賃を支払う事になる時があります。

一番心配なのが、敷金だと思いますが
気をつけなければならないのが
退去するときに、現状復帰についての考え方です。

相場としては、敷金の1ヶ月程度、多くても2ヶ月分以内には
収まるはずです。

通常は、敷金の2ヶ月分は支払っていると思いますので
多少のお金は戻ってくるはずです。
逆に請求をされる場合は、よく内訳を確認して
必要以上な費用は払わない様にしましょう。

普通に生活していて、出来た汚れなどは
敷金の範囲内で修繕できるはずです。
リフォーム代等を上乗せされている可能性もありますので
注意深く確認してください。

畳の入替や壁クロスの張替えがありますので
全額が戻ってくることは、ほぼありません。

入居時に、敷金・礼金がゼロの物件は
退去時に清算を求められる可能性がありますので
入居時に良く確認しておく事が大切です。

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