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【NO.25】デジタル一眼レフの魅力

デジタル一眼レフの魅力について、コラムにまとめてみました。全10回。

第1回 一眼レフカメラとコンパクトカメラの違い(2007.11.24)

一眼レフカメラのデジタル化が進み、お手ごろな価格で

一眼レフのカメラを手に入れる事が出来るようになりました。

今回のコラムは、そんな一眼レフカメラの魅力と
簡単な操作方法について書きたいと思います。

一眼レフカメラとコンパクトカメラの大きな違いはレンズです。

コンパクトカメラの利点は、扱いが簡単なことと軽くてコンパクトな事です。

一眼レフは、その大きなレンズに特徴があります。

レンズには、ズームレンズ、望遠レンズ、広角レンズ等があり
レンズひとつで写真の表現は飛躍的に変わります。

一眼レフカメラは、その特性から絞りを調整する事ができるので

背景をぼやかし被写体をくっきりと浮かび上がらせる写真を撮影する事が可能です。

また、シャッタースピードを早くする事が出来るので
被写体の一瞬の動きを綺麗にとる事が出来ます。

写真を意図した形で残せる事が一眼レフカメラの最大の魅力です。

一眼レフカメラの撮影には、コンパクトカメラと違って
少しカメラの操作を覚える必要があります。

今回のコラムでは、その操作方法や用語の解説をしてゆきます。

第2回 絞りの効果(2007.12.2)

一眼レフカメラの魅力は、その絞り値の設定である。
絞りとは、被写体と背景の関係に現れてきます。

絞り値が小さいと、被写体とのピントの合う範囲が小さくなり
背景などがぼやけて写ります。
この状態を絞りを開放すると表現します。

絞り値が大きいと、被写体とのピントの合う範囲が大きくなり
背景がはっきりと写ります。
この状態を絞りを閉じると表現します。

一般的なデジカメでは、絞りを優先するモードが付いているので
そのモードで、絞りを意図した写真を撮影する事が出来ます。

また、絞りを開放する事で、シャッタースピードを上げることが
出来ます。

一眼レフならではの動きを止めた写真を撮りたいときは
絞りを優先して、絞りを開放してあげ必要があります。

 

第3回 ISO感度の調整(2007.12.8)(2007.11.24)

デジタルカメラの利点の一つがISO感度の設定が自由に出来る事である。

1枚の写真ごとに設定が出来るので、ISO感度について理解を深めたい。
ISOの数字は、撮影時の感度をあらわす数字である。

数字が高くなるほど、暗い場所でも撮影が可能になる。

感度があがるとシャッタースピードを上げることが出来るので
手振れなどの対策にも利用する事が出来る。

ただし、ISOの数字をあげてゆくと写真データにノイズが入り始める。

つまり、綺麗な写真データを残すためには、ISO感度は
出来るだけ低い数字に設定する事が大切です。

明るい場所での撮影であれば、低めの数字に設定していても

光の量が多いので、シャッタースピードは上がるので
それほど、問題はないのですが、薄暗い場所や暗い場所での撮影は

ISO感度が低い設定だとシャッター速度が遅くなるため
手振れを起こしやすくなる。

手振れの写真はいただけないので、手振れが起きないぎりぎりの設定で
撮影するのが望ましい。

 

第4回 AFの調整(2007.12.15)

一眼レフカメラの撮影で大切なポイントはピントです。

現在のデジタル一眼レフカメラは、オートフォーカスを搭載しているので
ピントがずれた写真にはなりませんが

自分の狙っている被写体にピントが合っていない場合があります。

一眼レフカメラならではの奥行き感のある写真では
このAF(オートフォーカス機能)を使いこなす事が必要になります。

ファインダーを覗いて、シャッターを軽く押すと
カメラが、自動的にピントを合わせます。

ファインダーを覗くと、小さな点が見えると思います。
ピントが合う箇所が赤く光ります。

AFフレーム機能には、自動設定と任意設定があり
任意設定にするとAF機能を有効にする場所が選べます。

任意設定にする場合、操作がしやすい場所は
中央に設定する事で撮影者が狙った被写体に標準を合わせやすくなります。

構図を変更して、被写体を中央以外の場所に置きたい場合には
中央に固定したAFフレームでピントを合わせて

シャッターを半押しにしたまま構図を変更すると
狙った被写体にピントが合います。

 

第5回 露出補正(2007.12.24)

写真の明るさを決める露出を調整する事が
デジタルカメラでは非常に重要になります。

撮影した写真は、データとして後から補正をする事が
できるのですが、元の写真の露出が適切でないと
色が飛んでしまい、補正が出来なくなります。

露出補正で一番気をつけたいのが
白いものと黒いものを撮影するときです。

白を撮るときは、露出をプラスして
黒を撮るときは、露出をマイナスする事が基本です。

これは、デジカメの自動補正機能が働きすぎてしまうからです。

この基本は、背景の明るさにも適応できます。
背景が明るい(白い)ときはプラス補正をして
背景が暗い(黒)ときはマイナス補正です。

ちなみに、夕景は、マイナス補正、逆光はプラス補正です。

確実に綺麗な写真を撮りたいときは
露出を0.7EV刻みぐらいで変化させて撮影する事がお勧めです。

 

多くの一眼レフデジカメには、AEブラケットという機能が
搭載されており、露出を変えた写真を
一度に連続して撮影する事が可能です。

デジタルならではの撮影方法なので、ぜひ覚えておきたいものです。

 

第6回 シャッター速度の調節(2007.12.30)

シャッター速度を変化させる事で、写真の表現力が大きく変わります。

シャッター速度が速ければ、露光時間が短く、動きのある被写体も
止まって写ります。

逆に、シャッター速度が遅ければ、露光時間が長く、動きのある被写体は
その軌跡が残って写ります。

これらの表現こそが、一眼レフカメラの醍醐味でもあります。

どちらも写真としては表現力が豊かになるので
被写体や狙いによって使い方は決まってきます、

動きのある被写体を撮影するときは、画面上で動きの無い部分を

入れないとピントがずれている写真に見えてしますので注意が必要です。
三脚などを活用する事も大切です。

撮影時のカメラモードは、シャッター優先モードにして
シャッター速度を設定します。

シャッター優先モードにした場合には、絞りが自動設定になりますので
シャッター速度と絞りの関係を理解しておく必要があります。

シャッター速度を早くすると絞りが開くので
背景描写がぼやけます。

逆にシャッター速度を遅くすると絞りが絞られて
背景描写がクリアになります。

 

第7回 ストロボの使い方(2008.1.6)

ストロボの使い方は、その特性を抑えていないと
綺麗な写真は撮れません。

内蔵のストロボは、一般的にISO400の設定で
6メートル前後だと覚えておいてください。

ISO感度を上げたり、絞りを開けるとストロボの距離が伸びます。

デジタルカメラはISO感度をコマごとに自由に設定出来るので

この特性を覚えておいて活用しましょう。

ストロボは暗いところで使うように感じますが
実際は、逆光などの撮影条件でも背景がオーバーにならないように
光を補う役割も担います。

特に人物を逆光で撮影する場合などに有効です。

また、夜景を背景に人物を撮影する時はスローシンクロと呼ばれる
撮影方法が有効です。

スローシャッターモードにより背景を写しながら
ストロボを発行させて人物を写しこみます。

注意点としては、スローシャッターモードのため
三脚を使う必要がある点です。

 

第8回 モニターを活用する(2008.1.13)

デジタルカメラの良い点として、液晶モニターの存在があります。

撮影した写真をプレヴューしたり、カメラの設定を確認したりする機能が
主な機能ですが、さらに詳しい情報を確認する事ができます。

それらの機能を活用する事で、写真撮影の技術は飛躍します。

撮影した写真の明るさなどは、なかなか液晶モニターの画像だけでは
確認できません。

露出に不安がある場合には、ヒストグラムで露出をチェックしてください。

ヒストグラムにより、白とびと黒とびが確認できます。

ヒストグラムは、横軸が明るさのレベルを表し、縦軸画素数を表しています。

ヒストグラムの山が、右端に掛かると露出オーバーで
白とびが起こっており
左端に掛かると露出アンダーで、黒つぶれがおこっております。

また、液晶モニターでは、撮影した写真情報を確認できます。

絞り値、シャッター速度、露出補正地、ISO感度、ホワイトバランス
撮影モード、露光モードなどが確認できます。

 

第9回 夜景の撮影と三脚の使い方(2008.1.20)

一眼レフカメラでは、絞りやシャッター速度により
手ブレを起こしやすくなるときがあります。

スローシャッターになる暗い場所での撮影や
絞りを絞り込む撮影などでは三脚が必須になります。

当然、夜景を撮影する時にも三脚はが必要になります。

夜景を撮影する時には、ストロボを使わずスローシャッターで
三脚を使用して、撮影します。

撮影モードは、絞りを優先した方が良いので
絞りはF8程度が最適です。

露出の補正も+1程度しておいた方が良いですが
周りが明るい場所では、補正は必要ありません。

周りが明るい場合には、レンズフードをつけておいた方が
周りの不要な光が入りません。

ホワイトバランスは太陽光モードにした方が
暖かいイメージの写真になります。

ISO感度は400ぐらいが適切です。

 

第10回 カメラのお手入れ(2008.1.27)

コンパクトカメラと違って、一眼レフカメラは
お手入れが大変なイメージがありますが

基本的なルールを抑えて置ければ、それほど心配する事もありません。

一眼レフカメラの天敵は、湿気とホコリです。

基本は、ブロアと呼ばれる用品で、風でホコリを飛ばします。

特に、レンズ交換などをした時には、カメラ内部に
ホコリが入ってしまう事がありますので
しっかりとホコリを飛ばしておく事が大切です。

また、レンズの汚れは、レンズクリーニングペーパーやレンズクロスなど
専用のやわらかい布を使います。

油汚れがひどい時には、レンズクリーナーを使います。

清掃後は、風通りの良い場所で保管します。

湿気が多い場合には、専用のケースに防カビ剤入りの
乾燥剤等を入れて保管すると良いです。

 

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