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特にテーマを決めずに、気ままにコラムを書いています。誤字や間違いもあるかと思いますのでお気軽にご意見ください。

【NO.26】会社の作り方

会社の作り方について、コラムにまとめてみました。全10回。

第1回 会社を作る方法(2008.2.3)

会社を設立する手続きは、それほど難しくはありません。

今回は、株式会社を作る為の手順について説明します。

シンプルに手順をまとめると

1.定款を作る。

2.定款の認証を受ける。

3.登記申請をする。

定款とは、会社の商号、会社の目的等を記載している書類です。

フォーマットが大体決まっているので、フォーマットに沿って
一部を修正する事で書類を作成する事が可能です。

フォーマットは、会社設立のノウハウ本やホームページ等から
ダウンロードで入手する事も出来ます。

今回の参考書籍は

会社のつくり方

株式会社フォスターワン(定款集)
http://www.foster1.com/category/1157926.html

第2回 定款を作る(2008.2.10)

定款を作るには、商号(社名)と目的(事業内容)を
決める必要があります。

社名は、有名企業と同じ名前は当然使えませんし
同地域で、同じ名前も避けた方が無難です。

目的は、出来る限り広く記載しておいた方が良いです。

目的の書き方は、インターネットや書籍で例を調べて
それを真似して記載するれば十分です。

社名と事業内容が決まったら
フォーマットに必要事項を記載して定款を完成させます。

定款が完成したら、法務局に足を運び
記載内容をチェックしてもらいます。

法務局には、無料の相談窓口があります。

法務局でチェックを受けた後には
公証人役場で認証します。

認証には、定款認証5万円+印紙代4万円=9万円かかります。

第3回 印鑑を作る(2008.2.17)

会社設立には、4つの印鑑が必要になります。

1.自分個人の印鑑
各種の申請書などに押す印鑑になります。
市役所に行って、印鑑登録をしておく事が大切です。

2.代表取締役印
会社印となります。
銀行口座や契約を制作する際に捺印が必要になります。

法務局で印鑑登録する事で、会社の実印になります。

3.角印

請求書、見積もり書等の発行に使います。

 

4.会社住所印

郵送物などに押す印です。

印鑑は、インターネットで注文すると便利です。
http://www.hankoya.com/shop/c_eco_set.html

角印や会社住所印はシャチハタ印で制作するのも便利です。

シャチハタ印
http://www.shachihata.co.jp/catalog/lineup/010/004/

注文するタイミングは、法務局で定款を確認してもらって
社名が決まってからで大丈夫です。

登記申請のときには必要ありません。

それから、印鑑(個人)、印鑑証明書(個人)

印鑑(法人:代表取締役印)、払込金保管証明書と通帳コピー。

払込金保管証明書は自分でフォーマットを作成します。

また、通帳のコピーは表紙と資本金が入金されたページのコピーが
必要になります。

お金の入金は、定款認証後にしてください。

また、法務局では、次の書類を用意します

設立後登記申請書(登録免許税納付用台紙)

登記申請書の別紙(OCR用紙)、印鑑届出書

設立後登記申請書には、15万円の印紙を貼る必要があります。

上記の書類がそろったら、法務局の相談窓口で
最終的な相談をしましょう。

特に、設立後登記申請書、登記申請書の別紙に
問題が無いか良く確認しておきましょう。

第4回 法務局で相談する(2008.2.24)


次のステップは、定款を認証を受ける事ですが
定款の認証を受けるために
法務局に、相談に行く事をお勧めします。

法務局には、相談カウンターがありますので
準備をきちんとしてから相談にいけば
親切に対応してくれてます。

特に、商号(社名)と目的(事業内容)の2点については
大切なポイントなので、きちんと相談をしてください。

 

類似商号の確認と目的の表現方法については
必ず質問されますのでしっかり準備してください。

修正を指摘された場合には、素直に「どうすれば良いか?」を
確認してすぐに対応する事が大切です。

次に、定款の認証を受けるには
公証人役場で行いますが
事前に、公証人役場でも定款の確認をしておく事が出来ます。

ほぼ、完成した定款を持って相談に行けば
認証前に、内容確認をしてもらう事が出来ます。

第5回 定款の認証を受ける(2008.3.2)

今回は、定款の認証を受ける方法です。

定款の認証には、以下の4つが必要になります。

1.定款3通
・公証人役場保管分
・原本(本人保管分)
・謄本(法務局提出分)

2.本人の印鑑証明

3.印紙(約91,000円)
・定款分 4万円
・定款認定手数料 5万円
・謄本交付手数料 250円/ページ

4.印鑑(個人)

上記の書類を揃えて
公証人役場で、定款の認証を受けます。

認証を受ける前に、公証人役場で確認をして
万全の準備をして進める様にした方が
無駄な手間を省く事が出来ます。

第6回 登記の準備をする(2008.3.9)

登記申請をするために、必要な書類を確認しましょう。

まず、自分で準備した定款を用意してください。

それから、印鑑(個人)、印鑑証明書(個人)

印鑑(法人:代表取締役印)、払込金保管証明書と通帳コピー。

払込金保管証明書は自分でフォーマットを作成します。

また、通帳のコピーは表紙と資本金が入金されたページのコピーが
必要になります。

お金の入金は、定款認証後にしてください。

また、法務局では、次の書類を用意します

設立後登記申請書(登録免許税納付用台紙)

登記申請書の別紙(OCR用紙)、印鑑届出書
設立後登記申請書には、15万円の印紙を貼る必要があります。

 

上記の書類がそろったら、法務局の相談窓口で
最終的な相談をしましょう。

 

特に、設立後登記申請書、登記申請書の別紙に
問題が無いか良く確認しておきましょう。

第7回 口座を開設する(2008.3.15)


会社を設立したら、まず実施したいのが
銀行口座の開設です。

解説銀行は、なるべく本社に近い場所を選びましょう。

口座開設には、以下の書類が必要になります。

・会社の登記簿

・印鑑証明書(会社印)

・身分証明書

設立当初は、普通口座での口座開設になります。

当座口座は、小切手などの発行ができる口座ですが
先ず、金融期間の審査に合格しなければ開設できません。

継続性の見込みの無い会社や開業間もない会社には、
開設は認められません。

第8回 必要なお金(2008.3.22)

会社を始めるためには、必要な費用を洗い出しておく事が大切です。

まず、開業するために費用を洗い出します。
開業当初は、必要なものを

最低限そろえてスタートするように心がけます。

初期費用を使いすぎると、後々の資金繰りに大きく響きます。

費用が掛かるものは、資産になるものか経費になるものかを
しっかりと確認して、減価償却期間を含めて計算をしましょう。

次に、1ヶ月間、会社を運営するために必要な費用を洗い出します。

この費用は、特にシビアに洗い出しをする必要があります。

人件費、家賃、通信費、交通費、光熱費から始まり
仕入れや外部の業者への支払いがある場合にはその費用
会議費や交際費も含めて計算しておきましょう。

また、企業活動に広告費を必要とする事業の場合には
必要とする費用も試算しておきましょう。

 

初期費用にあわせて、上記1か月分の活動費用の3倍の費用は
必ず確保しておきましょう。

事業を始めて3ヶ月ほどは、入金がないことを見越して

お金を用意しておく必要があります。
下記のサイトも非常に参考になります。

国民生活金融公庫

創業をお考えのみなさま

http://www.kokukin.go.jp/sinkikaigyou/index.html

第9回 国民生活金融公庫(2008.3.29)

資金繰りの計算は入念に行っておく事が大切ですが
創業を考えているのであれば、資金の調達についても

きちんと調べておきたいものです。

銀行への融資を検討する前に
国民生活金融公庫の新規開業ローンも調べてください。

■ 新規開業資金(新たに事業を始める方または事業開始後おおむね5年以内の方)

として、下記の条件に該当する方は利用する事が可能です。

1.現在お勤めの企業と同じ業種の事業を始める方で、次のいずれかに該当する方

(1)現在お勤めの企業に継続して6年以上お勤めの方

(2)現在お勤めしている企業と同じ業種に通算して6年以上お勤めの方

2.大学等で修得した技能等と密接に関連した職種に継続して2年以上お勤めの方で、

その職種と密接に関連した業種の事業を始める方

3.技術やサービス等に工夫を加え多様なニーズに対応する事業を始める方

4.雇用の創出を伴う事業を始める方

5.1〜4のいずれかを満たして事業を始めた方で、事業開始後おおむね5年以内の方

http://www.kokukin.go.jp/sinkikaigyou/index.html

 

新たに事業を始める方や事業を開始して間もない場合でも
無担保・無保証人でも利用できる
「新創業融資制度」もあります。

http://www.kokukin.go.jp/yuushi/atarasiku/04_shinsogyo_m.html

第10回 起業の準備(2008.4.6)

会社を設立する事自体は、それほど難しい事ではありません。

利益を出して、会社を継続して活動してゆく事が大切です。

その為には、事前計画が大切になります。

まず、はじめに事業を軌道に乗せるための
営業活動費用が必要になります。

広告費や交通費など、売り上げを立てるまでにかかる費用などを
明確にしておくためには
誰に、何を、どう販売するのかを明確にしておくべきです。

ターゲットを具体的にして、売り上げ確立までしっかり
イメージする事で具体的な必要資金が明確になってゆきます。

営業する事で、売り上げが立ちます。

安定的な収入を得られるまで、ひたすら営業する事です。

とくに、企業してから3年間が勝負になりますので
3年間生き残る事を考えて活動してゆきましょう。

今回の参考書籍は

会社のつくり方

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